子供の成長シリーズ①
今日は朝から自転車で緑区に行ってきました。
自転車をなるべく乗ろうと思ってなかなかサボってしまう上杉です。
今日は
「ジュニアアスリートの栄養学」
~身長を伸ばすためにはどうすればいいのか~
何て言う興味をそそられる内容だったので
ウキウキしながら自転車で行ってきました。
天気予報が変わって晴天とはいかないものの
雨が降る気配はなかったのでよかったです。
では、早速。
身長を決定する要因は
①遺伝子
②食事
③睡眠
④運動
⑤環境
こんな要因がありますが、
今回の大きなテーマとしては
②食事
③睡眠
④運動
について話を聞いてきました。
話の途中での脱線話も面白くとても充実した内容でした。
②~④お話をする前にすこしだけ
骨の成長の基本的なお話をさせていただきます。
あなたは骨がどのように成長するかご存じですか?
伸びるんです!
正解。
ではどこが?
骨全体だと思っていませんか?
こどもの骨には成長軟骨板というものが骨の端の方にあります。
その軟骨が骨の中心に向かって成長し、ホルモンの作用によって骨化していき
かたい骨として成長することによって骨は伸びます。
ただ頭蓋骨と鎖骨の一部は膜性骨化といって違う成長のしかたをしますが
今回は身長の話ということで伸びる骨の話で。
では、どんなホルモンが関係しているかというと
①甲状腺ホルモン
②男性ホルモン、女性ホルモン
③成長ホルモン
の3つです。
(ホルモンの名前は分かりやすいように簡略化してあります。)
それぞれの主な作用は
①は軟骨をかたい骨にしてくれます。
②は骨の吸収を抑制し、骨の形成を促進してくれます。
③は軟骨細胞を増やす、肝臓に作用してIGF-1というホルモンがでると軟骨細胞を増やす作用が強くなります。
特に①の甲状腺ホルモンの異常で身長が変化する病気もあります。
出すぎると身長は大きくなり、少ないと身長は低くなります。
よくわからないホルモンの話はこのぐらいにして
ここで、多くの人が疑問に思っている成長に関する疑問を説明したいと思います。
「筋肉をつけすぎると身長が伸びなくなるんですか?」
このイメージはムキムキの体操選手は身長が小さい人が多いので
このようなイメージを持つ人が多いのではないかともいます。
実際、色々なスポーツの代表クラスの平均身長を見ると体操選手はかなり
身長が低い傾向にあります。
なので
筋肉をつける=身長が伸びない
のイメージを持つかたがたくさんいるのだと思います。
しかし、実際はどうか結論からお話すると
そんなことはありません。
子供でも筋トレしてもらって大丈夫です。
適度な骨へのストレスは骨の成長を促してくれるのでよいとされています。
では、なぜ体操選手は身長が低い人が多いのか。
それは、最初に説明した成長軟骨が関わってきます。
軟骨というと文字の通り柔らかい骨です。
体操選手の動きを思い出してみてください。
日常生活ではあり得ないぐらいのところから
ジャンプして降りたり、体重をジャンプしながら腕で支えたり。
通常ではあり得ないくらいの力が軟骨にかかるとどうなるか・・・
圧迫され潰されてしまいます。
そうなると骨を伸ばす働きをしてくれている軟骨がつぶれてしまい
身長が伸びなくなるのです。
もちろん身長が低い方が有利といわれている体操なので
トップに行ける人達が小さい傾向にはあると思いますが
ややこしいことはおいといて
今日のポイントは
「筋トレをしても身長は伸びます。」
です。
ただ、注意事項はありますので
昔の巨人の星のようなやつや、うさぎ跳などには注意してください。
根性論だけでは勝てない時代です。
しっかりと身体のことを学び怪我をしない身体作りから練習は始まっています。
一流と呼ばれる選手は技術などもさることながら
自分の身体をいつも最高のパフォーマンスが出せる状態にできる選手です。
私たちはそのお手伝いがすこしでもできればと思っています。
怪我や身体のケアについてなにかご相談があればカイト接骨院までお気軽にご連絡ください。